【あなたは、笑っていますか?】
ジリジリと焼け付くような暑さと寝苦しさが続く熱帯夜、じっとしているだけでも汗が吹き出てしまうので、体力が奪われてしまいますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
じつは、梅雨時期から盛夏にかけて「身体が重だるい」「食欲がない」という症状が増えてきます。
6月から8月にかけて、高温多湿で不快度の高い危険な夏は、ストレスによって発生する自律神経失調状態(自律神経系の乱れによって起こる症状)であることが非常に多いのです。
その自律神経系が盛夏の時期に酷使されて疲れ果ててしまうのが「夏バテ」になります。
今回は、夏バテ予防に「笑い」を取り入れて、この夏を乗り切ろうというお話です。
じつは、「3つの笑い」があります。
①「楽しいとき」「嬉しいとき」などの「快の笑い」
②挨拶を交わすときなどのコミュニケーションの場面での「社交場の笑い」
③不安や緊張が緩んで安心したときの「緊張緩和の笑い」
・・・あなたは、笑っていますか?
免疫力が高まり、自律神経のバランスを整えて、脳を活性化する働きなどの健康効果があります。
健康に効果のある順番は、「緊張緩和の笑い」「快の笑い」「社交場の笑い」となっています。
最近、医学の分野でも笑いの効果に着目した研究が進んで、さまざまな病気の予防や改善に役立つことが科学的にも証明されてきています。
実際、ストレスの多い現代では、笑う機会も少なくなっています。意識して笑いを日常生活に取り入れてみましょう。
【笑うためのメソッド】
STEP① 顔の筋肉をほぐす
顔には「表情筋」という筋肉があり、この筋肉をほぐすことで笑いやすくなります。
口をゆっくり大きく開けてみたり、鼻の下を伸ばしてみたり、顔全体の筋肉を自由に大きく動かしましょう。
繰り返し行うと、だんだんと表情が豊かになってきます。
STEP② 大笑いする
思い出し笑いでも作り笑いでも良いので、とりあえずお腹がよじれるくらいの大笑いをしましょう。
腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などをよく動かしますので、多少ながら筋力を鍛えることにもなります。
STEP③ 愚痴は溜め込まずに吐き出す
職場や家庭でも多かれ少なかれストレスは溜まります。
ネガティブ思考になりやすいですが、言いたくても言えない愚痴を我慢する方が良くないです
。大切なのは「信頼している人にだけ言うこと」です。誰にでも言うと、マイナスなイメージが広がりますので注意が必要です。
信頼できる人には甘えてもいいと思います。
笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。
この物質は幸福感をもたらしますので、この暑すぎる時期は、最高の笑顔で乗り切りましょう!
それでは、7月のスケジュールです。