春は「心がざわつく季節」。不安と不調が訪れる前に試したいこと
色とりどりの花が咲いて、“暖かさと寒の戻り”と“ざわざわと落ち着かない気持ち”に包まれる季節。一番春が好きという人がいる方もいれば、何となく不安な気持ちになるから苦手という方もいます。あなたは、どっちですか?
また、不眠やだるさなどの自律神経が乱れやすい時期でもあります。
自分を取り巻く環境の大きな変化やストレスに対応するために、心と身体が緊張状態にあろうとします。健康に気をつけているのに疲労が溜まるのは、当然のことかもしれません。
春の季節は「肝」と関係が深く、「肝」に関係する目の症状や、中枢神経に関連した筋肉の引きつり、こむら返りなどが生じやすいとされています。これらの症状がみられる場合は、カラダのエネルギーが不足している証拠です。
●肝のストレス状態
背中や肩に違和感が感じます
落ち着きがなくなりソワソワします。
動悸やめまいが出てくる
手足を中心に身体が冷える
寝つきが浅くなり、寝起きが悪い
頭痛を起こしやすい
情緒不安定になりやすい
目や足の痙攣を起こしやすい
爪が割れやすい
また、肝のストレスは、さまざまな原因で引き起こされます。
(1)自律神経のストレス
正義感が強く、真面目で何ごとにも一生懸命。つい、頑張りすぎてしまうタイプです。
ドライアイになったり、こむら返りが起こるのが特徴です。
(2)精神的なストレス
偏った生活習慣(食事や生活リズムが乱れること)から起こるので、イライラしたり、怒りやすいなどが特徴です。
(3)加齢によるストレス
加齢や体力が落ちることにより、疲れやすかったり、気力・体力が落ちて、全身症状に現れるのが特徴です。
【自律神経の調整方法】
心を落ち着かせるように、目を閉じます。
身体の中の悪いものを出すようなイメージで、ゆっくりと息を吐きます。
息を吐き切ったら、おしりに力を入れます。
お腹をふくらますように、息を吸います。
ストレスを発散しやすくなり、自律神経を調整してくれます。